恋コイ来い



「はーい。回るプールやるから全員ならべー。静かに素早くなー。」
先生の声がプールサイドに響く。
回るプールか...私毎年これで溺れてるんですけど..wまぁ、なんとかなるか。
ぐるぐるぐる....回る。
なんで床こんなにツルッツルしてんのよっ!転ぶでしょ!体育委員何まいたの?!これ明らかに悪意あるよね?!
ツルッ
毎年恒例。私、転びました。
あー。息が...死にそう...よりによって先生から一番離れた所で転ぶなんて...体育委員の呪いか?!祟り(たたり)が起きたのか?!
死んぢゃおーかな。誰も助けに来ないしw
私は上に行こうと暴れるのをやめた。
スーっと下に落ちていく私の身体。
さよーなら。いままでありがとぉ♡
心の中で呟いた。と、同時に誰かに肩をもたれ、上に上がった。それから私の意識は途切れた。