「ごめん!優くん...待った?」 向こうから慌てて駆け寄ってくる、 可愛いふわふわの春服に 身をつつんだ彼女の名前は 山内彩花 この間、 町で道に迷っていた彩花を 助けてあげたのが出会いだった。 それから連絡先を交換し、 連絡をとりあうようになって 可愛くて、どこか不器用で 危なっかしい彩花に 僕は1日1日と確実に、 惹かれていった。