箱の中の苺/S




時計の針が、午前零時を知らせた。

ぼんやりとした光の中で、文字が打ち出されていく。





『華:レイ 会いたいよ』




僕が返事をすれば、
苺は箱から出てくるのだろうか。





*おわり*