「おはよう、刹羅」

私は頬をピンク色に染めて

「おはよう、悠驪…あっ」

ギュッ…声を上げた時には悠驪に抱きしめられていた

「刹羅学校休んじゃう?潤んだ眼で俺のこと見て、動けなくなるくらい吸ってほしいの?」

チュッ

「バカ!こんな所でキスするなんて…第一会長と副会長がズル休みなんてダメよ」

真っ赤になりながら言うと、私を離しな
がら

「ったく、つれないな~。てか早く車に乗ろう、この日差しは結構つらい…」

「あっごめんね。新堂さんお願い」

車の近くに立っていた運転手の新堂さんにドアを開けてもらって2人で乗り込んだ