ハンズ

夢の中の、いい匂いがしたコロッケ。

ふと、小腹が空いている自分に気付き、照れながらぺぃちゃんの手から受け取った。


「サンキュな。」


2人で誰もいない教室の窓から顔を出し、コロッケを頬張る。

分厚かった雲も少しずつ途切れ始め、その隙間から降り落ちてくる太陽の光。

木々の緑を照らし出す。