ハンズ

その知らない土地で、素敵な出会いも。


彼女をバイクの後ろに乗せて、2人で走るのも良いよなぁーーー

そして、そのまま。





飛躍する俺の妄想。

幼稚な希望に高鳴る胸。

ニヤける、だらしない顔。


何故か、さっき教室に戻っていった准が、上の階からしかめた顔で『それはナイよ』と言いたげに、フワフワと手を振っていた。

一部始終を見られてたかーーー


そんな准にアッカンベーをすると、HRの合図を知らせるチャイムが俺の耳に響く。

俺は、根っこが張りそうな重たい腰を引っ張り上げた。