ハンズ

「同じ空気を吸いたいの。
クリステルが、吸って吐いた空気を!」


立ち上がって力説する俺の瞳に、本日2度目のパンチラが映った。

「あ、
ピンク…」


志保川さんの、便箋の色。

それだけで、キュンとなる。



「そんなんだから、女できないんだろ。」


空っぽになったペットボトルで軽く俺の頭を小付くと、付き合ってらんねぇよ、と教室へと戻って行く。


だよなぁーーー


その場でしゃがみ込んだまま、その男前な背中を見送る事しかできず、ただただ、溜め息が出るだけだった。