やっぱり、あの事故で俺を守ってくれたのは兄貴だったんだろうか? 兄貴が最期、目にした景色。 俺が見たものとは違うハズ。 俺の両の目を塞ぎ、まだ見る事はないようにとその掌を差し伸べてくれた。 兄貴の優しさに包まれた一瞬。