ハンズ

やっぱりーーー



千尋が向かおうとしていた先。

瞬く星達を、両手いっぱいに抱きしめれる場所。

幼い俺に兄貴が教えてくれた秘密の場所に、千尋は向かっていた。



偶然ではない。

零れ落ちることはない兄貴との思い出は、千尋の記憶の中にしっかりと刻みつけられ8年の時を越えていた。