准の言うとおりだ。 千尋自身を見ようとしてなかった。 病ーーー そして、 心の奥底に押し込めていた兄貴を見ている千尋に、気づかない振りをして。 千尋の、その瞳に映っているのは自分だと、欲張っていたんだ。