ハンズ

苛ついているのが見てとれる。

准の大きな声が小さな店に響き、そう荒々しく言い席を立つと、

暑い外へと、准は店から出て行ってしまった。





ポツンと取り残され、呆然と入り口を見つめる俺。


『病気がどうのこうのと言っている巧じゃない。』

『ちゃんと、千尋を自信を見てやれよーーー』



准の言葉が、乾ききったカラっぽの頭にこだまする。


病と共に歩んできた千尋を、『病』という名の色眼鏡をかけて俺は見ているというのか?