ハンズ

「こうして夜空を見上げてると、
手を伸ばせば星に届きそうよね。」

細い肩を寄せて、千尋が囁いた。

「両手をいっぱいに広げて、星たちを抱きしめるの。」


儚い命だからこそ、願える希望。

千尋の腕に優しく抱かれた星たちは、その輝きを増していくに違いない。

ソッと、想像してみた。