ハンズ

「やだ、マサミ君ったら…
久しぶり、って言っても1週間ぶりでしょ。
そんなに見つめられたら、わたし穴があいちゃうわ。」

読んでいた本で顔を隠し、小さく体を捩る。

子供っぽく見えるその仕草。

「さん」付けするには、程遠い容姿。



そう、

兄貴と同い年とは思えない程、千尋は若く見えた。