ハンズ

「どなた?」



躊躇いながら、カーテンに手をかける。

カーテン越しにいる千尋。

そのゆったりとした息遣いを感じながら、ソッと引いた。





「マサミ君ーーー」


陽の射す、窓際。

椅子にもたれかかり本を読んでいた千尋が、俺を見てそう言った。