ハンズ

「それにしても、よく似てるわ。
後ろ姿を見た時、雅美君かと思っちゃったもん。」


30代後半だろうか。

年齢よりも若く見える祥子さんは、口元を手で押さえクスクスと笑う。

「兄貴を知ってるんですか?」

「えぇ。」


少し首を傾けて俺の顔を覗き込むと、コクリと頷いた。