洗面所でぬるま湯を用意する。


柔らかいタオルに包んで、ゆっくり丁寧に洗う。






「みゃあ、うみゃあ、みゃー！」






叫ぶ毛玉が二つ。








爪がささる。痛い。





10分くらい経ったっけ。



なんとか洗い終えて、乾いたタオルで拭いて、ドライヤーをあてる。






すると、




灰色の猫は、真っ白の猫になっていた。




黒猫も心なしかきれい。




ゴミ箱、何入ってたんだ…






お湯でふやかしたキャットフードを与えて、ダンボールの中にタオルを敷いた。



で、猫を戻そうとしたら。










なにこのふわふわ。



なんともいえない…



けど、あんまり触ったらだめだよね。


おやすみ。




そう言って猫を箱に戻した。




明日、動物病院に連れて行こう…

私もそらも寝ることにした。


時計は10時を回っていた。