~5月8日~

   『俺さ、彼女出来たんだ』

   浩ちゃんは嬉そうに言った

浩ちゃんに...彼女...

  その言葉は、聞きたくなかった。
 
    出来ればその彼女に

    “私はなりたかった”

私は泣きそうな顔で浩ちゃんの元を離れた