今、私の手元にある人物の日記がある。
 私?
 自己紹介が遅れました。
 舘中恭介です。
 ある人物とは、私が治療を担当した山内潤哉君と言う男の子です。
 私も、まさか彼が日記を書いているとは知らなかった。
 それでは、読んでみよう。


《人生の大半を
“生”と“死”が溢れてる病院で過ごしている

 変わらない毎日
 唯一変わるとしたら、俺が生きるか死ぬか
 患者さんが生きるか死ぬか
 それだけ

 見えてる景色だって、見慣れ過ぎてつまらない
 そんな
 俺の世界を“キミ”は、輝かせてくれた》