「爽良ちゃ~ん!早く早くー!」



私を駅の改札口から呼ぶ子は、清水 彩音(シミズ アヤネ)。



「はぁ、はぁ、はぁ~、ごめ~ん!」




息を切らして謝る私、加藤 爽良。



彩音は私の親友だ。