二階で降りた二人は六階まで階段で上がる。

「何でまた伊藤なの?」

伊藤大貴は何かと自慢をしてくる正直ウザイ奴だ。

「聞いてくれる!?」

「う、うん」

凜の言葉に美弥は頷いた。