あれから一週間たったけど、ユウタ君とは全く話してない。
今はユラと一緒に近くのカフェにいる。
「ねえ、ちょっと聞いてよ。」
「なにぃ~?ぜひ、お話しして!!!」
「なんか、このまえのぶつかったときのことで、西森君から冗談の告白みたいなのをされてさ・・・。」
「うん。それでどうした?あれから話したの?」
「ううん。でもメアド聞かれたの。なんだか、それっぽくて、ずっと気になっちゃって。」
「えっ?!で、メアド教えたんだ?!」
「いや、また今度教えるねって言った。」
「じゃ、又話すきっかけがあるかも?」
「うん。」
正直西森君が苦手だった。親しい仲じゃ全然ないのに、冗談を言ったりメアドを聞いてきたり馴れ馴れしいのがすごく嫌だった。
でも、ここ最近、特にいいこともないし、西森君のことばかり考えてしまう。
そんな自分にうんざりした。