ずっとシンユウ。

[・・あ。みーあ!美愛!なにボーっとしてんの?!」
「あっ、ごめん。」
「美愛ったら・・・。」
キーンコーンカーンコーン。
「チャイムだ。次体育だよっ。急いで着替えよう。」
「うん。」
何も考えずに着替えてると知らない間に1時間目まで残り3分に。
「美愛っ!おそいっ!早くグラウンド行くよっ!」
「はーい。」
走って行こうと廊下に出た。廊下の曲がり角で足を速めた瞬間。

ドンッ

何かにぶつかってしまった。
「イッタァ・・・。」
「だいじょうぶか・・・?」
「すみません!!また私前を見てなくてっ。」
「いいんだよ。・・・君、右手すりむいてるよ。保健室行かない?」
「あっ、はい。行きます。」
ぶつかってしまったのは、たぶん隣のクラスの西森ユウタ君。
彼はニコッと笑うと、ユラに、
「この子を保健室に連れて行くから、先生に遅れますって言っといて。」
「わ、分かった!了解!」
すると、私の方を見て、
「行こうか。」
と言った。