side:塁


学校に着いた瞬間…、


麗の顔が無表情になった。


あーあー。


全く。緋那ちゃんと居るときはデレデレなくせに。


「麗、姉貴から」


緋絽が小さな袋を出してきた。


「サンキュ」


麗は嬉しそうに笑った。


「さて、鬼退治と行きますか…」

輝が言うと皆が頷く。


車から降りると…。



化粧臭い女どもが…群がってきた…。



うざっ。