手術中のランプが消えた。 扉が開くと…。 色んなチューブに繋がれた…緋那ちゃんが出てきた。 「坊…。 左目は諦めて下さい…」 あまりにも…残酷な宣告だった。 彼女が何をした? ただ、弟を助けただけじゃないか…。 なんで? 麗は緋那ちゃんの頬に触れて言う。 「俺が、左目になるさ」 そう言って…。 麗は笑った。 そこには…目には見えない絆が合った…。