緋龍と偽姫



「麗さま!これ受け取ってください!」

「私のも!」



女どもが一斉に弁当を麗の前に出す…。


だけど…麗は一切見向きもしなかった。



だってさ~。


麗の手には…緋那ちゃんからの愛妻弁当あるしね~。



だけど…。



鬼は…。



麗の逆鱗に触れた。



「お兄ちゃん。おはよう」


鬼が岳に話し掛けてきた。


チッ。



一瞬にして周りの空気が変わった。