亜美。俺はまだ亜美のことが好きだ。



でも…。今はその愛をおまえに届けることはできない。



茉莉花がいるから。



いつか。
いつか茉莉花から逃れることができたら。




そん時は、おまえを力一杯抱きしめてやる。



だから…。



それまでの辛抱だ。



「どーした茉莉花ー?」



俺は今この上ない絶望感を感じているよ茉莉花。



そう。いつか逃れて見せる。

絶対に逃れる。