亜美はまだ私のこと覚えてるのかしら。



当然よね。覚えているに決まってるか。



いい加減忘れてくれないかしらね。



確かに私は亜美にひどいことをしたわ。



それでも、私にも私の人生があるの。



それが神様のお導きだと思って欲しい。



そうよね。就斗君。



「ねぇー、しゅーとくーん。ちょっと聞いてよぉー。今日ねぇー…。」



あぁー。私は今この上ない幸せを感じているのね。就斗君。



そう。どうしても就斗君だけは亜美に渡さない。

渡せない。