「あけるよ…!」 「うん」 『拝啓 水森 さくら様 悪阻、大変そうですね。ですがもう少しの辛抱でございます。 さて、さくら様にいい忘れてしまいましたことがございました。大変申し訳ありません。実は、あなたのお腹に宿ってらっしゃいますのは、神の子なのです。神の子は一度宿るとおろすことができません。 ……』 「はあああ?!どーゆーことよ。それ!」 「まあまあ落ち着いてさくら。続きを読も?」 「う、うん」