橙太が話したのはやっぱり彼女のこと。
その彼女はピースにいるってこと。
ルールがあるってのは知ってるけど、彼女を諦めれないってこと。
だからといって、仲間を裏切りたくはないってこと。
そして、ピースの幹部はなんとなく感ずいてるらしいこと。
全部話してくれた。
「橙太、つらかったでしょ?ルールに縛られてたんだよね。だから、みんなにも言えなかったんだよね。みんなとは離れたくないから。迷惑かかるから。」
橙太は涙ぐみながら頷いた。みんなは橙太と私の会話を聞いている。
「バッカじゃないの!?」
急に怒鳴った私にみんなの視線が集まる。
とてもびっくりした顔して。
「そんなルールごときで橙太をどうにかするわけないでしょーが!!なんで橙太にそれ以上ツラい思いさせなきゃなんないわけ?一人で悩まないでよ!なんのための仲間なの?みんなあんたの味方にきまってんじゃん!!ルールは、ここにいるみんなで変えよ!!?」
私も涙がボロボロこぼれてきた。
「…ありがと。……………泣くなよ。俺が泣かしたみてぇじゃん。」
「橙太のせいで泣いてんの。」
その後はみんなでこれからのこととか話した。
橙太は何度もありがとなってみんなに言ってた。
そんな姿をみながら私は台所で人数分のグラスに、ジュースをいれていた。
そこに朔がきて朔は私の涙を拭ってくれた。
「何泣いてんだよ。………でも、お前のそうゆーとこ、すげーと思う。」
不謹慎かもしれないけど、少しだけ、ドキッとした気がした。
「橙太の幸せが続くといいね。」
「ああ。」
二人でジュースの入ったグラスを運んだ。
