「…………」
「そう考えないと、やってられないよ。私だって、気づいてあげてたらよかったって思う。でも、実際気づいてあげられなかった。だけど、結果として、私たちは守られた。朝日がまもってくれたの。」
私の目にも朔の目にも涙が溢れた。
「だから、朝日の分も、生きなきゃね?もしかしたら、朝日が紹介してくれたのかもよ?私達もう出会ってんだから。」
「だな。俺はトップとして守らなきゃいけねぇもんがある。朝日の分も、生きていく。」
そういった、朔は涙なんか流してなくて、さっきまでの弱々しい朔はもういなかった。
そして、星空を見上げた。
「お前が守ったもの、今度は俺が守る。俺は死なねえぞ。お前に会うのはずいぶん先になるな。それまで待ってろ。………………………ありがとな。」
その言葉は、朝日に向けたものだろう。
