「守るため……だ。」 守るため……? 何を? 朔が言葉を発するのを待つ。 「お前も、俺も、黒龍も、朝日がまもったんだ。」 「黒龍?」 「知らねぇのか?」 一度も聞いたことない。 そんな私に朔は教えてくれた。 黒龍とは、この県のトップ3に入る不良チーム。 不良といっても、黒龍は何をするわけでもなく、ただ治安を守る。 比較的おとなしいグループだとか。 「その黒龍が何?朝日と何が関係あるの?」 大体は想像くらいつく。 だけど、ちゃんと聞かなきゃわからない。 朔の言葉に耳をかたむける。