彼は………朝日と友達だったんだ。
確かに朝日と釣り合うんだと思う。
二人とも整った容姿だから、通りすぎる人々は、きっと二人に振り向いていただろう。
朝日とデートに行けば、みんな朝日をみてた。それが、少し寂しかったときもあったね。
「名前は?」
いろいろ思いを巡らせていると、突然、名前を聞いてきた。
「逢坂美紅」
「美紅。……やっぱな。葬式の時、朝日の家族に呼ばれてたの聞いたから。」
「知ってたのに聞いたんだ?」
「一応な。」
そう言って彼は笑った。
「葬式で、会ってたんだね。……知らなかった。」
「だろーな。それどころじゃなさそうだったし。……………人のこと言えねえけどな。」
そういった、彼の表情は、彼のオーラとは、対象的にとても弱々しい。
そんな表情をみてられなくて話を変えた。
「……………あなたの、名前は?」
