「ありがとう」って伝えられて、よかった。 本当は生きてる朝日に直接言いたかった。 だけど、それはどうしようもない。 私は、もう一度その場に座り直した。 その時、後ろから足音が聞こえた。 ここには、こんな時間に誰もくるはずない。 ただ、私達の特別な場所であって有名なスポットってわけでもない。 私は、ゆっくりと後ろを振り返った……。