カランカラン

『いらっしゃいませ!』

え、あれってもしかして…

いや、そのもしかしてだ

…夜空だ…

『えっと、苺のショートとモンブランとチョコタルトで!』

この3つは俺のお気に入りなんだよな。

で、これは声かけた方がいいんだろうか…

まぁ喋ってみるか

『あっ、もしかして夜空?』

夜空は俺の顔をちらっと見て

『え、はい』

よそよそしい返事を返してくれた。

夜空は俺の事知ってんのかな?

夜空とは学校でもあまり関わりがなかった。

一応、同クラって言っといたほうがよさそうだな。

『俺お前と同じクラスの雨宮弘斗だけど…』

『…....』

やっぱり知ってなかったか。

ここは、盛り上げねーと。

なんか面白いことねーかなー

『商品できあがりました』

まじかー商品できちゃったよ。

まぁ、いっか。

『夜空!じゃあな』

『うん』

よぞらみつき...

夜空美月...なのか?

本当に母さんの言ったことがあってるのなら、今、同クラの夜空が13年前のあの子に.......

なるはずなんだ