好きな人の、視線の先に。



「おはよ、美緒」


「あ、おはよう」


クラスの子に挨拶をして、放心状態で席に座る。


こんな恥ずかしい思いはしたことがない。


涙腺が緩んで、涙が零れそうになる。


悲しくない、恥ずかしいだけ。


ちょっと期待した私が馬鹿だっただけなの。