好きな人の、視線の先に。




田舎道を二人で歩く。



無言で隣に並ぶ村武に小さな罪悪感が生まれる。



「あのさ、今日言ったこと」



ドキンと心臓がはねた。



「急にごめん、ちゃんと言わせて」