そばにいてくれたら…

そうして、毎日毎日、なんだかんだと電話して、ほぼ毎日、夜中まで一緒に過ごして…なのに、キスもハグもしない!

美沙が、酔っ払ってもたれかかることがあっても絶対に手を出さない!

綾が、言ってた…
「酔った勢いでっていうのは嫌なんだ。」

それにしても綾は、意志がかたい…。

右腕には、刺青があって美沙が、その部分を指でなぞっている。綾の筋肉…何があっても守ってくれそうな腕。

でも、美沙を抱かない……。

単なる友達のように思っているようにしては…何か違う…。