そばにいてくれたら…

あるとき、昼間電話しているときだった。

急に、綾が

「この前すっげえ良かったからさ、シンガポールに連れて行ってあげるよ!」

「……。えっ、ほんと?めちゃうれしんだけど…。」

なぜか、美沙は綾がつい口走ったかもしれないのに、ほんとにほんとに嬉しかった!たとえ、果たせないとしても…。急に意識してしまうじゃん…。

普通の客なら、社交辞令として済ますかな!
ほんとに、今までお客さんとしてしかみえてなかったのに…。