『もしかして…、まさか…!!』
美沙は自分の気持ちに衝撃を受けた瞬間の気持ちだった。

出会ったのは2年ほど前だった!
友達の紹介で、飲み屋のママと客というありふれた出会いではあった。

全くもって、男として意識したこともなく、それなのに綾[りょう]はよく、来てくれた。

なんだかんだと、相談事を持ち込み夜だけじゃなく昼も一時間以上も長電話することもあった。

美沙は、普通の客ならひるから長電話はしない。
何故か、綾は別なのだった。

親友みたいな存在だったはずだったが、あるとき突然
美沙は、綾への特別な想いを感じることになる。