保健室には誰もいなかった。
先生どこ行ったんだろう?
と思いつつも、全く探す気はなかった。
むしろ、ラッキー!と思った。
先生が来るまで、ここでゆっくりしとこーっと!
ていうか、寝よう。
るんるん気分で、カーテンの向こう側にあるベッドに向かう。
補習と暑さとうるさい奴らのおかげで、あたしの体はヘトヘトになっていた。
こう見えて、あたしはとにかく寝ることが好き。
家でも、ほとんど寝ている。
日常の睡眠時間は、12時間ぐらい。
それほど、あたしの体はほぼ睡眠で生きている。
シャッ…‼︎
「……えっ…?」
まだカーテンまで着いてないのに、突然カーテンが開いた。
しかも、さらに驚いたのは、カーテンの隙間から、キョトンとした顔であたしを見る大人しそうな黒髪の青年が、今、目の前にいることだ。
あまりの驚きに、よろけてしまった。
すると、青年は慌てて、あたしの方へ駆け寄った。
まるで、大丈夫?とでも言ってるような顔で…。
「もう、驚かさないでよ」
あたしはギロリと睨んだ。
青年は申し訳なさそうに、うずうずと俯いた。
その態度にイラっとしたが、今はどうでもよかった。
突然、青年は、辺りをキョロキョロと見渡す。
「…何?探し物?」
あたしが問うと、青年は戸惑いつつ、手動かし、何かを表そうとした。
が、全然分からない。
「あのさ、全然分からないんだけど。ていうか、声で言いなさいよ」
「…………」
何?無視⁈
大人しそうな顔してるくせに、性格は悪いわけか。
イライラしていると、青年は何か見つけたのか、先生の机に駆け寄り、ペンと紙を取った。
そして、紙に何か書き、それをあたしに渡した。
「何?」
眉を寄せながら青年を見るが、紙に指を指したまま、何も言わない。
仕方なく紙を見ると、あたしは目を見開いた。
先生どこ行ったんだろう?
と思いつつも、全く探す気はなかった。
むしろ、ラッキー!と思った。
先生が来るまで、ここでゆっくりしとこーっと!
ていうか、寝よう。
るんるん気分で、カーテンの向こう側にあるベッドに向かう。
補習と暑さとうるさい奴らのおかげで、あたしの体はヘトヘトになっていた。
こう見えて、あたしはとにかく寝ることが好き。
家でも、ほとんど寝ている。
日常の睡眠時間は、12時間ぐらい。
それほど、あたしの体はほぼ睡眠で生きている。
シャッ…‼︎
「……えっ…?」
まだカーテンまで着いてないのに、突然カーテンが開いた。
しかも、さらに驚いたのは、カーテンの隙間から、キョトンとした顔であたしを見る大人しそうな黒髪の青年が、今、目の前にいることだ。
あまりの驚きに、よろけてしまった。
すると、青年は慌てて、あたしの方へ駆け寄った。
まるで、大丈夫?とでも言ってるような顔で…。
「もう、驚かさないでよ」
あたしはギロリと睨んだ。
青年は申し訳なさそうに、うずうずと俯いた。
その態度にイラっとしたが、今はどうでもよかった。
突然、青年は、辺りをキョロキョロと見渡す。
「…何?探し物?」
あたしが問うと、青年は戸惑いつつ、手動かし、何かを表そうとした。
が、全然分からない。
「あのさ、全然分からないんだけど。ていうか、声で言いなさいよ」
「…………」
何?無視⁈
大人しそうな顔してるくせに、性格は悪いわけか。
イライラしていると、青年は何か見つけたのか、先生の机に駆け寄り、ペンと紙を取った。
そして、紙に何か書き、それをあたしに渡した。
「何?」
眉を寄せながら青年を見るが、紙に指を指したまま、何も言わない。
仕方なく紙を見ると、あたしは目を見開いた。
