画面の向こう側の君に


美蘭
「先生はわかってくれませんよね!
本当に何を知っててそんなこと言うんでしょう!」


ゆー
「だよな-。」


人によって返事は様々だ。


それが面白い。


一通り返し終わると朝なので返事はなく暇になる。



そんな時は適当にタイムラインなんかを眺めて、面白そうなことを呟いている人のところへいく。



そんな中に一つ、見つけた会話に返信をうつ。


ノア

「アニメ見逃したァァァ」

私のコミュ名はナナ。


ナナ
「ふ、バカだな笑」

相手が見えないから、何にだってなれる。





人によって話し方を変えたり、男っぽく振舞って見たり。



それが楽しい。



今回は言葉遣い悪くしよう。



ん、足跡が聞こえる。


先輩が来るかな…



『おはようございます!』


「おはょ」



皆で部室に入ってくる先輩に挨拶をする。

いつもの光景。




そして、さっきまで楽しそうに話していた友達が黙って静かにする。


…これもまた、いつもの光景。


私の通う青龍高校は体育科のある学校で、運動部はどこも強い。


それゆえに、このソフトボール部もインハイ常連校の強豪チーム。


そんななかの平社員ってとこで、ここでの練習がキツイのも悩みの一つだ。



あー、お尻が痺れてきた。