画面の向こう側の君に

数時間の眠りのうち、母親の大声に起こされる。

あ、現実さんこんにちは。


今日はどんな夢見てたかな、


「早くしないと遅れるよ!」

「うるさいな、わかってるよ!」



急かす声が私を一層にイライラさせる。


学校なんてほんとは行きたくないんだ。



…なんて言えないけど。