画面の向こう側の君に


4回に分けられたその文字からはどんな意味があるのか読み取るのは難しかった。

画面の中に感情なんてない。


「もう夜中だよ?

どーしちゃったん?


なんかあったら言ってよね」


3回にわけて、そう送る。


すると、すぐに既読がつく。


「やっぱ七瀬には隠せないな



実は…


いや、やっぱいいや」




「言いかけてやめるとか…
気になるじゃん」



「言って困らせたくないからいいんだw

というか、まだ起きてたんだな


女の子なんだからもう寝なさい」


納得がいかないし、隠せないんだな、わかってくれる、そう言われても、実のところ、力になってあげられたことはない気がする。


でも、ここは言う通りにしておこう。


「はーい笑

でも、ほんと、なんかあったら言ってね?

力になりたいから、」



最近、秋斗がわからなすぎる。