『よ…っよろしくな!!転校ぜっ!!』
しーんと静まりきった教室で最初に静けさを破ったのは…



クラス中で一番人気者で元気がいい
高橋 雄太君だ。
しかもかんでるよ。ワラ




『そうだな。高橋。仲良くしてやってくれ。まず自己紹介だ』
先生が雄太に付け加えるように焦って言った。




『今日この学校に転校してきた…』



『芦田 トーマスだ。一年間日本に留学するようになった。庶民の学校に行くのは憂鬱だが父の約束だ。何故こんな学校に行かなければいけないのか分からないが…我慢するしかない』


………しーんとしながら私達は転校生の話を聞いていた。



庶民!?



約束!?



こんな学校!?