「桃大丈夫?」



「ん…星也…?」




気がついたとき、あたしは自分の部屋のベッドで寝ていた。



なんで…




「桃走って帰っちゃうからさ、追いかけたんだよ。そしたら部屋で倒れてるし」




倒れてたの…あたし…




「なんで…」



「え?」



「なんで…追いかけてきたの…?」




あたしは星也のなんでもない。



だから星也はあたしをおいかける必要はないんだよ…?



中途半端なことしないでよ…




「心配だったからに決まってんだろ」