空からの贈りモノ

少し駆け足で笑顔でこっちを見る
彼と元へ駆け寄った。

「そんなに急がなくても
待ってるから大丈夫だよ?」

困ったようにでも笑顔でそう伝える彼。

「違うのもっと近くで玲也くんの
笑顔ね見たかったんだ」

あれ、心愛なに言ってんだろ。
気がつけば心愛おかしいこと言ってた。

「ほんと、待てよそんな可愛いこと
言われたら俺もうダメだよ。」

ボソッと発した彼の一言。
聞き取れなくてもう一回聞いた。

「え?なんて?」

心愛がそう言うと彼は顔を赤らめて
ちょっと怒ったように心愛の腕を掴み

「電車なくなる。」

それだけ言うと駅に向かった。

「喉かわかねぇ?
心愛飲み物なに好き?」

え?今、心愛って言ったよね?
さっきまでちゃん付けだったのに
なんかなんか、嬉しいよ!

「んー、心愛はねー!
ミルクティーかな?」

「おっけ!
コンビニ行こっか!」

「うんっ」

「あ、電話番号教えてくんねーかな?」

あ。電話番号…。

「心愛。携帯潰れて今ないの」

そんな、心愛を見透かしたように
家からかけてきてと、自分の電話番号を
心愛に教えてくれた。
ミルクティーと電話番号。
それと、なんだかわかんないこの感情。
貴方はあの日1日で大切な物をくれた。