レジにつき、
あたしは目をあわせられなくて、
顔を伏せたまま商品をスキャンし始めた。

ピッ(スキャンの音)

ピッ

ピッ



気のせいだろうか。

彼の視線を感じる…


あたしは顔を上げられず、
更に高鳴ってゆく心臓を感じながら
顔がカーっと熱くなった。



あぁ
本当にあたし
どうしちゃったんだろ