どのくらいそうしていたのか…
たぶん本当は一瞬のことだったんだろう。

ふと我に返り、
”あれ。この人知り合いだっけ?”
とか
”どっかで会ったかな?”
とゆう考えが頭を一瞬よぎったけど、
レジへ案内しなくちゃいけないとゆう、元々の目的を思い出した。


笑顔で、
『こちらのレジへどうぞ』
と言えた。

「あっ…はい。」
金髪の彼もそれに応える。


くるっと向きを変え、
開けなくてはいけないレジの方へ案内する。
後からついてくる彼を背中に感じながら、
あたしは今までにないくらいに心臓がバクバクしていた。