直哉にこのスタジオの説明しながら、今日の集まりを伝える。



驚きすぎてまっすぐ歩けなてない。



初っ端からshikiさんに会ったのが衝撃的すぎた?



「お疲れっす〜」

「…ジュン‼︎」



室内に入れば、ginjiさん達と居たなこが俺に向かって突進してくる。



ソレを受け止め抱き上げれば、隣にいた直哉に気づいたのか、不思議そうな顔をしているなこ。



「みたこと、ある」



俺が載ってた雑誌にNAOも載ってたからな。



「直哉っす。nakoちゃんですか」



なこの顔を見ながら自己紹介した直哉に、なこはゆっくり頷いた。



「はじめまして。淳さんの後輩です」

「こーはい?」

「えーっと…後輩っていうのは〜…手下?」

「てした?」

「あ、いや、違うか…えーっと、、、部下じゃないし…」

「ぶか?」



この会話一生終わらねえぞ。



初対面で中々会話が続いてるってことは、直哉はなこにとって敵じゃないと判断されたらしい。



なこ、日々成長してるな。



「ぱしり?」

「それも違うか、下僕、家来…あと何がある?」



どんどん離れて行ってる気が…。



なこの頭にはハテナだらけだろう。



「なこ、直哉は俺の年下のトモダチ。仲良くしてな?」



厳密に言えば後輩なんて違う意味だろうけど、何だっていい。



なこに害は与えねぇんだから。



「うん。ナオくん」

「友達‼︎嬉しいっす‼︎今日という日は最高っすね‼︎」



無事なことの対面を果たせた直哉は、改めてこの空間を見渡した。



真面目に話し合ってるのはsakuさんと鹿島さんとコウくんだけ。



先に合流してたらしい遊さんは、何故かスクワット中。



なこに放置されたginjiさんは、愛しの奥さんとラブラブ通話中。



絶賛二日酔いのケンさんは寝てるし…。



いつの間にか戻ってきてたshikiさんは、どこから持ってきたのか縄跳びしてる。



なにこの無法地帯。



「すげぇ。もう俺一生分の運使った」

「大げさ」

「淳さんと知り合えただけでも神に感謝なのに…SSG勢揃いだし、顔面偏差値高すぎっ」



さっきのshikiさんとの遭遇で耐性はついていたのか、今度は饒舌だ。



まぁ、俺もビックリしたけど。



初対面は嫉妬で敵対視してたからなぁ〜。



そのままの流れで打ち解けたから、実感ないままだ。