私たちは2日目の学校席替えをした。

私は窓際の端だったのだ。

晴れの日は麗らかで気持ちいい窓際だけど雨はじめじめしていやな気持ちになる
複雑な席だ。

やがて休み時間になり斜め前の男子にしゃべりかけた。名前は
「浦村 奎」だ。
私は「奎ちゃん」と名付けた。

奎ちゃんから私に「よろしく!」と満面の笑みで言ってくる。

それにつられ満面の笑みで「よろしく!」と声に出した。


質問を答えたり、聞いたりしているうちにチャイムがなった。

私はその瞬間から奎ちゃんを気になり出したのだとー。